サレジオ教会と江戸のサンタマリア
白い外壁に、青い屋根。地上36mの高い鐘塔をいただくサレジオ教会は、中世欧州の香りに満ちた美しさで知られる。昭和29年、イタリアのカトリック教会の手で、この地に完成。
中の大聖堂はおごそかな雰囲気に満ちている。イタリア産大理石で美しく装飾された祭壇と色鮮やかなステンドグラス。パイプオルガンの調べが、ほの暗い堂内に静かに流れる。
大聖堂の壁に「江戸のサンタ・マリア」と呼ばれる一枚の聖母絵がかかる。江戸中期、鎖国の日本に入国して捉えられ、江戸で殉教したイタリア人神父が所持していた銅版画の複製で、キリシタン受難の歴史を今に伝える。
碑文谷にある有名な教会ですが、正式には「カトリック碑文谷教会」なんですね。